10月28日に第26回定期総会を各地区協から４４名の代議員と７名のご来賓をお迎えし開催しました。
　今年の総会は、代議員数を見直し大規模地区協代議員数を減らし、小規模地区協代議員数を増やし、初の日帰り開催の総会として開催しました。毎年会員数が減っていく昨今、小さい地区協の意見も十分取り入れた総会となるよう見直しを図ったところです。
　次に、10月27日投開票となりました総選挙について申し上げます。
　自民党総裁選で十分な議論の上に解散との発言が、突然の解散となり準備不足の中での戦いとなりましたが、これまでの退職者の会の経験等の底力で何とか戦い抜くことができたと思っています。解散前の福島県選出議員は自民党５人、立憲４人でしたが、昨日の開票では与野党逆転で立憲５人、自民２人となりました。
　全国的は、宮城１区の岡本あき子議員をはじめ組織内議員全員の当選を果たすことができました。
　自民党の過半数割れ、与野党逆転まで追い込めたことは、これまでの自民党の国会軽視の国会運営や旧統一教会・裏金事件等の政治不信の多くの国民の不満を吸い上げ自公政権の過半数割れに追い込む力として結集できたものと判断します。
　今年は、吉川さおり参議院議員の選挙です。総選挙の取り組みを今年の参議院選挙に引継ぎ、万全の戦いとなるよう頑張りましょう。
　次に、今後の県支部協の活動について申し上げます。
　１０月末の会員数は、コロナ感染前より１３１名の会員減となっています。このような会員減少は今後避けて通ることはできません。
　現役組合は、NTTグループトータルで５６４名、県域分会では４９４名と昔とは比較になりません。私が分会役員当時県内４，４００名、在福４ビルで１，４００名の組合員でした。
　今年の地区協キャラバンでは、「今後新入会員が入ってこない地区協がある」と今後の新入会員の状況を提起し、今後どうするかについて意見交換をさせて頂きました。
　詳細は、議案書に「地区協キャラバンのまとめ」として記載してますのでご覧ください。
　５月に開催しました地区協代表者会議では「自分の後任探しはやめて、やれるところまでみんなで楽しく頑張りましょう」と話をさせて頂きました。
　具体的には、近隣地区協との統合や県支部協直轄とか会員がいなくなるまで存続等いろんな形態があると思いますが、会員が少なくなり、高齢化が進む中での活動や財政等々検討すべき課題が多くあると思います。
　今年は、会員が減少していく中で今後の地区協活動をどうしていくのかの議論の出発点の年と位置づけたいと思います。
　議案書記載の「地区協キャラバンのまとめ」を参照頂き、地区協での話し合いを進めて頂きたいと思います。そして、支部協へ意見提起をお願いしたいと考えています。
　今後の退職者会活動は、これまでの活動を前提として組み立てることは難しい場面が多々発生すると思います。
　是非、多くの会員の意見を吸い上げ、今後の地区協活動に生かしていただき、県内各地区協に水平展開をしていただくようお願いし県支部協を代表してのご挨拶とさせていただきます。

NTT 労働組合退職者の会
福島県支部協議会
会長伏 見 吉 弘
＜過去の会長挨拶＞